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気仙沼市様
導入事例

気仙沼市様

※文中に記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2020年1月時点のものです。

導入事例のご紹介

BCPとセキュリティ対策を強化した
情報システム基盤を構築

お客さまプロフィール

住所 : 宮城県気仙沼市三日町1-1-11
名称 : 気仙沼市
(業種:行政)

煩雑な業務を可視化し、システム基盤の統合へ

気仙沼市様は、東日本大震災の復旧事業の中で、インフラ整備や行政のシステムを構築するため2015年「情報システム最適化計画」を作成し、その指針に基づいて取組みを行ってきました。当時、気仙沼市様は部署ごとに通信回線を契約していました。基幹系も内部系も部署ごとにシステムを構築し、サーバを設置している状態でした。

「サーバを1つにまとめてシステム基盤の統合を行い、コスト削減とセキュリティ強化、災害時の事業継続(BCP)を図ることが目的でした。そのため、震災後、煩雑になっていた業務自体の見直しを行うことから始めたのです」と、震災復興・企画部情報政策課のご担当者様。

気仙沼市役所は本庁舎とサーバ室のある庁舎が別の場所にあり、高台に建つサーバ室のある庁舎は津波の被害を免れました。

気仙沼市様は震災後、各担当が独自の方法で業務を遂行し、当事者以外は分からない状況だったようです。これを可視化して仕事に無駄がないか仕分けをしてから、2016年10月スタートを目指して、システム構築に取組みました。

回線を見直し、コスト削減とセキュリティ強化

「当時、拠点数は約100箇所あり、拠点間の回線提供を行う通信会社を決める際に重視したのは費用面です。使用する回線の予想を立てて10年間での比較を行い、特にランニングコストがどれくらい抑えられるかを試算しました。コスト面を重視して検討した結果、トークネットに決まりました」。

トークネットは、多拠点間を高セキュリティ・高品質・広帯域なネットワークで接続する広域型のイーサネットサービス「V‒LAN」を提案。さらに、低コストでネットワークを構築できるベストエフォート型の「おトークオフィス・ワン」を、ゲートウェイを利用して接続しました。

基幹系システムはセキュリティ面を考慮し閉域網を構築。本庁舎と情報政策課サーバ室を専用線で接続しました。これにより、サービス導入時のセキュリティや通信速度に関する不安は解消されました。

気仙沼市様は「工事前から相談や要望にワンストップ対応してくれるので助かりました。導入後、回線を見直したことで、経費も削減できました。将来的にはサーバ室をなくし、クラウドサービスの利用も考えています」と話しています。

お客さまにご満足いただけるサービスをご提案します

当社は宮城県のLGWAN(総合行政ネットワーク)の回線を担当しており、2016年に気仙沼市様のシステム構築についても提案する機会をいただきました。近年多い自然災害に備え、自治体様にはBCP対応や、万が一の際の情報共有や市民への発信機能の強化が求められています。

気仙沼市様は当時、すべてのパソコンがインターネットに接続され、閉域ネットワークのLGWAN接続系のパソコンは1台のみでした。現状のインターネット環境はそのままで、業務を継続できるようにという要望にお応えしつつ、災害、セキュリティ、コスト面の対策を強化したシステムを構築しました。

気仙沼市様は、2021年9月のサーバのリース期間終了にあわせ、データセンターなどクラウドサービスの利用も視野に入れているとのことですので、その都度ニーズに合ったご提案をしていきたいと考えています。

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