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福島ロボットテストフィールドにおけるローカル5G無線局免許の取得について

2022年2月4日

東北インテリジェント通信株式会社

 

福島ロボットテストフィールドにおけるローカル5G無線局免許の取得について
― 福島県内初のローカル5G実証試験を開始 ―

 

 当社(TOHKnet、社名:東北インテリジェント通信株式会社、取締役社長 齋藤 恭一、本社:仙台市青葉区)は、福島県および公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構のご協力をいただきながら、福島ロボットテストフィールドにおけるローカル5Gの実証試験に向けた準備を進めてきたところ、本日、その実用局免許を取得しました。本年3月から、同フィールドにおいて実証試験を開始します。

 ローカル5Gは、「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」を可能とする新たな通信システムで、企業・官公庁・教育研究機関などが自らの建物・敷地内に独自に構築して利用するものです。

 また、福島ロボットテストフィールドは、2020年に東日本大震災からの福島県沿岸部復興のシンボルとして開設され、現在、プラント・トンネル・災害現場等の実環境を再現した各エリアで、産学官の20法人がロボット・ドローン等を活用した研究活動を行っております。

 今後、当社は、同フィールドにおいて、ローカル5Gに関わる電波特性の計測、および通信環境設計等の技術的検証、ならびにローカル5Gの協業活用を通じて新たな利用モデルの設計を行ってまいります。

 これにより、30年にわたり構築してきた光ファイバーケーブル網(有線)とローカル5G(無線)を組み合わせた多様なネットワークサービスとソリューションの提供を行い、東北・新潟におけるお客様や地域の課題解決、さらにはスマート社会実現への貢献を目指してまいります。

 

【 実証試験の概要 】

開始時期 ・2022年3月1日から2年程度(適宜延長)
場所 ・福島ロボットテストフィールド内
(福島県南相馬市原町区萱浜新赤沼83)
実施内容 ・電波特性の計測や通信環境設計等の技術的検証
・ローカル5Gを利用したアプリケーション検証による利用モデルの設計
システム構成 ・周波数 4.7GHz帯(Sub6帯)、スタンドアローン構成
・当社データセンター内に5Gコア設備(認証機能等)を設置し、当社閉域ネットワークにより無線基地局と接続

 

以 上

 

参考

 

【 ローカル5Gの概要 】

 現在、携帯通信会社は、「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」の性能を持つ5Gネットワークの整備を全国で進めております。ローカル5Gは、この5G性能に加え、「柔軟なエリア展開」「安定した通信」「高いセキュリティ」といった独自の特性があります。このため、利用者自らの建物や敷地内に独自に構築できる5Gネットワークシステムとして、注目を集めております。

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【 福島ロボットテストフィールドにおける当社ローカル5Gの取り組み 】

 本フィールドは、「無人航空機エリア」「インフラ点検・災害対応エリア」「水中・水上ロボットエリア」「開発基盤エリア」で構成され、産学官の先端的技術の研究が行われております。2021年には延べ27,774名の利用者や視察者が訪れました。昨年10月には、世界各国のロボット開発者が集うワールドロボットサミットが開催されました。

 当社は、このうち、「インフラ点検・災害対応エリア」と「開発基盤エリア」にローカル5Gアンテナを計3基設置し、実証試験を行ってまいります。

[ 想定される利用例 ]

・作業ロボットの遠隔操作 ・スマートグラスを活用した遠隔作業支援
・AI搭載カメラによるリアルタイム監視 ・4Kカメラからの高精細映像の伝送

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【 当日の交付の様子 】

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総務省東北総合通信局長 杉野 勲氏(左)と、取締役社長 齋藤 恭一(右)

 

 

本件に関するお問合せは、下記までお願いいたします。
東北インテリジェント通信(株) 営業企画部 戦略グループ
TEL:022-799-4284

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