現在の仕事とやりがい
さまざまな条件を勘案して算出
当社が提供している通信ネットワークは、他の通信会社にもご利用いただいています。私たちはそうした通信会社に対し、プランなどのご案内をしたり、ご利用いただいている回線料金の変更・調整を行ったりすることが主業務です。「回線料金の調整」と聞くと、「利用中に価格が変わるの?」と思われるかもしれません。しかしネットワーク基地局を新設すれば、新たに工事費がかかりますし、逆に通信会社側の契約数の変動や利益率、といったさまざまな条件を勘案すると「ベストな利用料金」はそのときどきで変動しているといえます。お客さまはできるだけ低価格の利用料金を求め、当社はより利益の出る価格で設定し提供したい、というのが大前提。そこへ条件や状況を鑑みつつ、よりフィットする料金へと調整しているのです。
成長を感じた瞬間
グループ会議で意見が言えるように
この「回線利用料金の調整」の大本となるのが、電力系通信会社各社が集う会議です。年に4回から5回程度実施し、そこで利益率の話や新技術など、金額調整に必要な情報が共有されます。実は初めて私がこの会議に参加したとき、専門用語が飛び交う中「今は何について話しているんだろう」と戸惑い、ひたすら焦ったものでした。しかしわからない言葉はメモし、参加する他社のメンバーとの交流を深めていく中で、少しずつ知識を身に着け、今では会議の場で自分なりの意見を発表することができるようになりました。まだまだ知識不足な点もありますが、「何がわかり、何がわからないか」が見えてくると、知識のギャップを埋めるための方策も立てられるようになります。ここにきてようやく不安や焦りを感じることもなくなりました。
仕事で心掛けていること
上司から自分へ、そして後輩へ
「人に聞きたい、尋ねたい」と思う前に「まずは自分から周囲が話しかけやすい雰囲気を保つ」ことを意識しています。私自身、専門用語が飛び交う会議で戸惑っていたとき、上司や関連会社の先輩方が嫌な顔ひとつせず、こちらの質問に答えてくれ、そのたびに感謝したことを忘れてはいけないと思っているからです。とはいえ「なんだか忙しそうで話しかけにくい」「ちょっと機嫌が悪そう」など、ネガティブな推測を強いる空気を漂わせてしまうことは、ままあること。そんなときは「こんな事情で、いつまでは手が離せない」と自分から発信し、周囲に余計な忖度をさせないよう気を付けています。同時に知識力を底上げし、将来的にはいつでも、どんなときにも周囲に頼ってもらえる存在になることが目標です。